ウガンダ視察 活動報告③
2023.8.13
セカンダリースクール(中等教育)、日本の中学校〜高校にあたります。
12 歳~19 歳までの学生 1017 人が通学。
男女それぞれ寮もあり、親元を離れて暮らす生徒やまた教師の寮もあります。教室、理科室やコンピュータルーム、また給食の調理場も視察。
学校長をはじめ、先生方、また生徒さんらからヒアリングとディスカッションをしました。
まず難民とウガンダで言語が違うので言葉の壁があること。
一方で、自国民と難民の包括的な教育状況についてのアドバンテージとして「お互いについて学ぶことで国際性が身についている」「共生社会に向けたハーモニーが生まれている」というコメントも。
設備や施設は物理的に足らないものだらけ。PCルームも4台のみ。
その中で出てきた椅子の課題。
通常3人掛けで使う椅子と机が足らないので、6、7人で座って授業をしている。という話があり実際に置いてあったもので実践してみました。
大人3人は問題ありませんが、6人座るとノート取れない状況。
こういう環境下でも生徒さんらに夢を聞くと、医師、エンジニア、ソーシャルワーカー、弁護士、ジャーナリストなど目を輝かせながら夢を語ってくれました。
反面、生活は決して楽なものではない現実もあります。
コロナ禍で学校が2年休校している間に結婚するしか選択がなく退学した女子生徒もいたようです。
土日も勉強したい、図書館がないので本をもっと読みたい。
寮は非常に人が多く、雨季など
は、風邪やアレルギー、食べ物の問題も発生する。
奨学金制度などの仕組みを作って生徒たちに平等にチャンスがあるべきだ。という意見もありました。
日本への期待として、教員のスキルアップのために、日本に行って日本の教員とインタラクティブに学び合いたい。
また日本の進んでいる技術、エンジニアリングを学べる機会がほしい。などの意見がありました。
なお、この学校には多くの国際支援機関が入っているのですがどうやってお金が使われているか把握しているのかいうと、机に番号と機関の名前が入っていました。
こうして援助資金の透明性を高めていく取り組みもされていることも知りました。
余談ですが、調理場でちょうどお昼ご飯を作っているところだったらしく、これ食べてきなよって自慢気に差し出された白いふわふわの何かを、ドキドキしながら味見させていただきました。笑