山本左近NEWS No60

2025.7.23

《住民投票~アリーナ建設賛成が上回る》

参議院議員選挙の投票日7月20日は、豊橋では、市政119年で初の住民投票の投票日でもありました。「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」(アリーナ建設を含む)の継続に『賛成か』『反対か』を問う住民投票。市民の関心も高く投票率は65%を超え、結果は、賛成106,157票、反対81,654票で、賛成が反対を上回りました

 

今回、アリーナ建設を通じて豊橋の新たな未来をつくる決断をした市民の皆さんの判断は、豊橋の歴史を大きく動かし、後世に語り継がれる物語の最初の1ページとなります。これからは、豊橋の可能性を最大限に拡げ、明るい未来をつくるために「何をすべきか」、賛成・反対という立場を越えて話し合い、一体となって取り組んでいくことが重要です。

 

アリーナは、スポーツや文化、エンターテイメント、防災など幅広い機能をもつ拠点として、豊橋市民の新たなアイデンティティを形成し、自己実現の機会を提供するものです。多様性を尊重しながら、地域全体が一体となり活性化する拠点にもなります。これこそ、私たちが描く未来の豊橋の「希望の光」ではないでしょうか。若者と市民に新しい夢と誇りを。そして、その夢が豊橋から世界へと羽ばたく未来を期待しています。

 

ここ数ヶ月、市民の皆さんがアリーナ建設の是非について考え議論をする様子は、まさに本来あるべき「民主主義」の姿を実感する日々でした。他方で、残念ながら互いの意見を交換する議論を超えて、相手を非難・誹謗中傷する言葉も見受けられました。特に、SNS等により、特定の個人に対する誹謗中傷がなされることによる影響は大変大きく、相手の人権や尊厳を大きく傷つけることになります。それぞれが発言に責任を持つことが、成熟した民主主義を構築する第一歩だと考えています。

 

《参議院選挙の結果を受けて》

今回の参議院選挙では自民党(39)公明党(8)で47議席。目標の50議席を下回り、非改選75議席と合わせ、与党で過半数を割る結果に。衆参とも、いわゆる少数与党での難しい国会運営が行われることになります。

 

選挙は、国民の皆さまからの審判です。結果を重く受け止める必要があります。多くの仲間を失ったこの結果を受けて、石破総裁や森山幹事長から選挙直後の時点において自らの進退を含めた責任の取り方に関して発言が聞かれなかった事は大変残念なことです。

 

衆議院選挙、東京都議会選挙、そして、この参議院選挙と、3つの選挙で目標とする議席を確保できなかったにもかかわらず、総裁としての責任を先延ばしにしてきたことについては党内からの批判も大きく、今後、両院議員総会の開催など新たな動きがあることでしょう。

 

国内外の情勢が大きく変動するなか、日本が世界から、愛され、信頼され、尊敬される国になるように、将来を生きる子どもたち、その先の世代すべての子どもたちが、日本人に生まれてよかったと思える国づくりに向けて、今できることに全力を注いでまいります。

 

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