山本左近NEWS No70
2025.10.8
令和7年10月4日、自民党総裁選において、高市早苗氏が新総裁に選ばれました。日本で初めて、女性が政権与党の総裁に就任する歴史的な瞬間でした。高市氏は総務大臣や経済安全保障担当大臣を歴任し、サイバーセキュリティや安全保障政策で存在感を発揮してきました。その強い発信力と行動力は「保守の旗手」とも呼ばれ、幅広い支持を得ています。
出馬会見では「日本を守り抜き、未来の子どもたちへ責任を果たす」と強調。「日本の底力で、成長の未来へ!」との公約を掲げ、大胆な危機管理投資と成長投資で、暮らしの安全安心の確保と強い経済の実現を目指します。社会課題解決に向けて官民が連携して投資を拡大する責任ある積極財政によって、物価高から暮らしを守るための経済対策と税制改正、経済安全保障の強化、半導体や次世代エネルギー技術への投資、食料安全保障など、戦略的課題に真正面から取り組む姿勢を示しています。特に、国際情勢が緊迫する中で、日本の安全と産業基盤を守るための防衛力と外交力の強化を訴えています。
私は、2021年の初当選直後、初めて出席した政調全体会議と呼ばれる経済対策を議論する党の会議において合成燃料の必要性を訴えました。当時の政調会長は高市氏。「エンジンは日本の技術の塊。石油の代わりとなる合成燃料を、世界に先駆けて日本で推し進めるべきだ」と訴えたところ、骨太の方針と言われる政策集に「合成燃料を推進する」との一文が加わったことは、今でもハッキリと覚えています。なお、余談ですが、「高市政調会長のスープラにも合成燃料を入れて走れます。」と僕の言葉に笑顔で反応いただいたことを記憶しています。
「女性初」というガラスの天井が破られたことも重要な一歩ですが、これから求められるのは、理念と公約を成果に落とし込んでいくことです。「馬車馬のように、ワークライフバランスを捨て、働いて働いて働いて働いて、働いて参ります。」との言葉は、賛否はありますが、国内外で山積する課題に対してスピーディに、確実に実行していく覚悟から出た言葉だったと思います。その実現のための、党役員人事、そして、衆参両議院で過半数を欠いている状態での首班指名(総理を選ぶ選挙)などどのように進んでいくかが注目されます。
豊橋・田原に住む私たちにとっても、高市新総裁が掲げている、物価高対策、地域ごとの産業クラスターの形成や農業の輸出促進を含む食料安全保障政策、災害に強いインフラ整備、健康・医療、教育や子育て支援などの課題は重要です。
高市新総裁が掲げる「国を守る」「次世代への責任」という理念は、私自身の信念とも重なります。
私も地域から国政へ皆さまの声を一日でも早く届けられるよう、今を生きる皆さまが安心して暮らせる社会づくりに、そして、22世紀に生きる子どもたちが、日本に生まれて良かったと思える国づくりに尽力して参ります。
アメリカよりも先に私たちは女性リーダーを選び、新しい時代の扉を開きました。私たち一人ひとりが共に歩み、未来をつくる主体となりましょう。