山本左近NEWS No88
2026.3.6
3月4日、衆議院では予算委員会が開催される中、文部科学委員会が開かれ、文部科学大臣の所信(これからの政策方針)に対する質疑に立たせていただきました。
落選中は、地元を歩き、多くの皆さまのお声をうかがいました。「その声を再び国政に届けたい」という思いで活動を続けてきましたので、当選直後に、質問の機会をいただいことは大変嬉しいことです。
私の質問に共通するのは、「子どもたちの可能性を広げ、日本の未来を支える力を育てたい」という思いです。公立高校、STEAM教育、研究基盤、スポーツ、文化産業など、分野は違っても、いずれも子どもたちや若い世代が可能性を広げ、世界に挑戦できる環境を整えることにつながっています。これらを社会の力に変え、日本の成長と未来につなげていく。その思いで質問をしました。
《高校無償化による影響》
令和8年度から高校無償化制度の拡充が予定されているが、一方で「公立高校離れ」が進むのではないかという懸念も。教育の選択肢が広がることは重要だが、その一方で地域の教育基盤である公立高校が弱体化してしまっては本末転倒。今後の受験者数や志望動向を丁寧にモニタリングが必要な対策を講じるべきではないか。
→政府からは、公立・私立の志願状況を丁寧に注視し、3年以内に検証を行うとの回答。
《公立高校の役割と支援強化》
公立高校は単なる教育機関ではなく、地域人材育成の中核。例えば、不登校を経験した生徒が定時制高校で学び直し、エコカーレースで準優勝を果たした例も。多様な背景を持つ生徒の可能性を伸ばす、公立高校の役割はますます重要。教員体制や施設整備を含め、幅広い受け皿としての高校教育改革を着実に推進すべきではないか。
→松本大臣からは、高校教育改革促進基金などを活用し、地域の実情に応じた高校改革を支援していくとの回答。
《STEAM教育の推進》
日本の子どもたちは理数系の基礎力は高いが、進路選択の段階で理系分野から離れてしまう傾向がある。私はF1ドライバーでしたが、モータースポーツは「走る実験室」と呼ばれ、「どうすれば0.1秒速くなるのか」「どうすれば壊れないのか」という探究の連続。まさにSTEAM教育そのもの。
モータースポーツや宇宙・海洋研究など、最先端の現場を教育資源として活用し、実社会と結び付いた学びを広げるべきではないか。
→松本大臣からは、モータースポーツに対する理解を深めるということは、モノづくりへの関心を高めることにもつながることと理解。STEAM教育の充実や探究的・実践的な学びの充実に向けて必要な取組みを進めていくとの回答。
《研究力の強化》
大型放射光施設SPring-8は世界的な研究成果を生み出してきたが、供用開始から25年以上が経過し、国際競争は激化。研究基盤の強化は科学技術だけでなく、経済安全保障にも直結する国家戦略である。今後の大型研究施設の高度化戦略は?
→政府からは、SPring-8の高度化やスーパーコンピュータ「富岳」の次世代機開発など、研究基盤の刷新を進めるとの回答。
このほか、2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会・アジアパラ競技大会の教育活用、音楽コンテンツ産業の制度整備についても質問を。詳細は裏面もご覧ください。
今後も、現場の声を国政に届けながら、日本の可能性を広げる政策を一つひとつ前に進めてまいります。






