山本左近NEWS No.107

2026.7.27

2月8日の総選挙を経て召集された第221回特別国会も7月24日の夜遅くに閉会しました。
二期目最初の国会では、委員会質疑や党内議論を通じて、現場の声を国政に届けることに努めてまいりました。158日間の国会で何が議論され、どのような法改正が行われたのか、主なポイントを解説します。

《数字で見る特別国会》
今回の特別国会では、政府提出法案64本全てが成立しました。会期は8日間延長され、暮らしや経済、安全保障など幅広い分野の重要法案が審議されました。延長期間には、医療的ケア児とその家族への支援を充実させる医療的ケア児支援法の改正をはじめ、国民生活に関わる重要な法案が成立しました。与野党がそれぞれの立場から議論や修正・調整を重ね、一つひとつの法案について丁寧な審議が行われた158日間でした。

《重点政策と主な成果》
①防災庁の設置
今国会最大の組織改革です。災害対応を、発災後の応急対応中心から、平時から防災・減災を戦略的に進める体制へと転換し、事前防災の司令塔を常設します。省庁横断で備えを進め、自治体との連携を強化することが最大のポイントです。
南海トラフ地震への備えが急がれる豊橋・田原にとって、この組織改革を地域の防災力向上やインフラ整備、避難体制の充実にどう結び付けていくかが重要です。法律の成立をゴールとせず、現場で実効性ある備えにつながるよう取り組んでまいります。

②安全保障と治安対策の強化
国家情報会議設置法等により、国家情報会議・国家情報局が創設され、国の情報を一元的に集約・分析する司令塔機能が強化されました。あわせて、経済安全保障や輸出管理の強化に加え、携帯電話の不正利用防止法や犯罪収益移転防止法も改正。特殊詐欺や闇バイトを支える「資金」と「通信」の仕組みに対する対策が強化されました。

③食料安全保障と農業を支える法整備
今国会では、農林水産分野で8本の政府提出法案が審議・成立し、食料安全保障の強化や持続可能な農業の実現に向けた制度整備が進められました。種苗法の一部改正では優良品種の適正な利用・保護を、家畜伝染病予防法の一部改正では家畜疾病への迅速な対応と防疫体制の強化を図っています。渥美半島の施設園芸や花き、キャベツ、畜産など、日本有数の農業を支える皆さんの営みを将来につなぐための重要な法改正となりました。

④地域の暮らしに身近な制度改正
高校無償化の実現など子育て世帯の教育費負担の軽減が進みます。
また、スクラップヤードの規制も強化され、これまで規制の対象外だった廃プラスチックなどの屋外保管が全国一律の許可制となります。騒音や水質汚濁、火災など生活環境への影響に対応し、地域の安全・安心を守るための法改正です。いずれも、東三河で暮らす皆様の日常に関わる制度改正です。

⑤成果を力に、次の挑戦へ
一期目から取り組んできた「レコード演奏・伝達権」を盛り込んだ著作権法改正や、危険運転致死傷罪・道路交通法の改正などが実現し、継続して取り組むことの大切さを改めて実感した国会でした。
二期目のスタートとなる158日間を支えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。引き続き、地元や全国の現場に足を運び、一つひとつの声に耳を傾けながら、次の課題解決に向けてフルスロットルで取り組んでまいります。